夢の中

少々乗り遅れた感があるんですが、このところテキストサイト界隈で
非常によく目にする話題について。
飯田圭織卒業公演で歌われた「夢の中」という曲を知らないファンが増えているが、
ファンなのに昔の曲を聴こうともしない、というのはいかがなものか?』
ということに対し、議論が続いていました。
(現時点ではもう落ち着きを見せていると思いますが。)
詳しくはあきぃさんのポップコーンネットでまとめられてます。


おいらは、正直に言えば「夢の中」と言う曲を知りませんでしたし、
1stアルバムの「ファーストタイム」も持ってなく、聴いた事も無いのです。


ココからちょっと補足。
おいらが現場系ヲタになったのは2003年の春からですが、
それ以前からモーニング娘。のファンであった事もまた確かなんです。
初めて彼女たちの存在を知ったのはASAYAN
オーディション落選組5人が「愛の種」5万枚を手売で売ってデビューした頃から知ってはいます。
ただ、その頃のおいらはJ-POP雑食系だったので、
モーニング娘。はただ興味のあるユニットのひとつでしかなかったのです。
‥が、ASAYANのドキュメントを毎週見ているうちに徐々に彼女達への
強い興味が湧いてきました。あっという間にファンになりました。
そして実際に彼女達のCDを買ったのは「真夏の光線」が初めてでした。
なので過去を全く知らない、という訳ではないです。
補足終わり。


その当時は次々と出されるシングル、アルバムは買っていましたが、
1stアルバムを買ってまで聴こう、という気持ちはありませんでした。


なんで?どうしてファンなのに買ってないの?聴いてないの?と言われれば


それはリアルタイムで見ていた、応援していた訳ではなかったからでしょうね。
実際にファンになってからリリースされた2ndアルバム「SECOND MORNING」は
発売日に買ってますし、それこそ何度も聴きました。
過去の曲を遡ってまで聴くか、聴かないかは、やはりそこに思い入れが有るか無いか。
ではないかと実体験に基づいておいらは思うのです。
4期以降のメンバー推しとしてファンになった人達の中には
おいら以上に遡って聴こうという気持ちが薄い人が居ても仕方ないかとは思います。
それだけ彼女達の歴史は長く紡がれているんですから。


おいらの場合「知らない」モーニング娘。の歴史は「ファーストタイム」までなので
遡ろうと思えばそれこそ中古CD店で買ってくればいい話なんですが、
彼女達のファンに、いや、それこそディープなヲタになってまでもそれをしなかったのは
初期の彼女達に対して深い思い入れがなかったからでしょう。


そんなおいらは、昨年の夏〜秋04ツアーで披露された「Happy Night」も
まったく知りませんでした。当時のおいらとしてはそれこそ
「そんな昔のカップリング曲、知らないよ。」
といった思いが強かったんですが、実際にライブで聞いてその曲の楽しさに触れ、
結果的に会場の物販ブースで「Memory 青春の光」を買いました。
なんでおいらをそうさせたかと言えば、やはりモーニング娘。の曲だからじゃないかと。
過去の曲とは言え、ライブで歌ってくれるのであればやはり知っておきたい、
そして一緒になって盛り上がりたい。
という気持ちが強く湧いてきたからなんです。


そんなおいらも今回の横浜アリーナ公演、29日のみ参戦したんですが、
当然ネタバレ無しだったので、「夢の中」という曲を歌う、という事は想定外でした。
卒業前日の公演とは言え、曲を知っていればきっと感動が深かったでしょう。
しかし、おいらはその曲を知らなかったばかりに感動はできなかった、と言うのが正直な感想です。
知らなかった事を後悔している、とまでは思いませんが、もったいない事をしたかな、と思います。


今回、この話題を目にして
「じゃあ、昔の曲も聴いてみようかな。」
と思う人もいれば、
「そうは言われても推しのメンバーが歌ってない曲は‥ねぇ。」
という人もいるでしょうね。
それは個人の自由、誰にも聴く事を強制はできないし、されたくもないでしょう。
様々なヲタ、ファンが居るハロプロワールドですから、意見の違いはあると思いますが、
おいらは今回の議論をきっかけに、「ファーストタイム」そして「夢の中」を
聴いてみようと思ったのです。こういう機会が与えられなければ、聴く事も無かったんだろうな。
ともあれ、考えるきっかけになったのはいい事だったのかも。