たまには真面目に語ってみる

今日のテキストはBerryz工房の初単独ツアー”まるごと”の
ネタバレを含みますので、読みたくない方は公演終了までスルーして下さい。
内容は「ハロプロ内カバーは良い?悪い?」です。



Berryz工房の単独ツアー参戦を終えました。
おいらは名古屋、大阪と参戦したんですが、
初日の名古屋では当然ネタバレがある訳も無く、
次々と歌われる様々な曲に驚きや新鮮さを交えながら観ていました。
終わってみればそれはとても楽しい時間だったんですが、
ツアータイトルの『まるごと』とは一体何なんだろう?
と頭の隅にちょっと疑問が残りました。
理由は、歌われた曲がまるごと全てBerryz工房の曲ではなく、
今回のセットリストにはカバー曲が混在していたからです。


カバーされた曲を列記すると、
Yeah!めっちゃホリディ(全員)
あぁ いいな!(千奈美友理奈)
トロピカ〜ル 恋して〜る(雅)
春夏秋冬だいすっき!(佐紀、梨沙子茉麻、桃子、舞波)
愛あらば IT'S ALL RIGHT!(全員)
ザ☆ピ〜ス!(全員)
この5曲がハロプロ内カバーとして歌われました。


あらかじめ言っておきますが、おいらはハロプロ内カバーに関して
否定的な意見はあまり持っていません。(一部例外ありますがそれは後程記述)
ハロプロ楽曲のほとんどはプロデューサーであるつんくによって生み出されたもの。
それに、盲目ヲタではないですが、その生み出された楽曲はもとより、
47名(+エッグ)の大所帯となったハロプロメンバーにも
極端に好き嫌いがある訳でもありません。
そんなおいらなので、同じハロプロメンバーであるのならば、
誰がどの曲を歌おうと、そこに否定的な感情を強く持つという事もありません。


まぁそれだけならわざわざココに大袈裟に書くことでもないんですが、
それでも書こうと思ったのは、最近よく目にする、


『○○の曲を◇◇が歌うのが許せない!やめてほしい!』


という意見が非常に気になっているからなんです。


かつて活動していたユニットやその楽曲への思い入れが強い事に対しては
ヲタとして敬意を示しますが、その思い入れのある持ち歌を歌われる事に対し
さも「聖域が汚された!」とばかりに声高に否定意見を叫ぶ輩のなんと多い事か。
こういう意見を目にすると、その人達を「熱い想いを持ってるなぁ」と思うと同時に、
「もうちょっと広い心で見れないのかなぁ?」「勿体無いなぁ」ともおいらは思う訳です。


以前にもおいらは昨年夏のハロコンレポで、
いい曲なのに歌う機会が無くなったら封印されちゃうなんて勿体無い。
いい曲は新たな歌い手によって名曲として昇華させていって欲しいと思う。
(勿論、安易に使い回さないって事が前提になるけど。)
と書いた事があるんですけど、この思いは今もって変わりません。


ここでおいらが言う「安易な使い回し」というのは、
「ここでこの曲歌っておけば盛り上がるだろう」とか
「セットリスト的にいい曲ないなぁ、あ、コレでいいか」
そんな気持ちでセットリストにカバー曲が組み込まれたり、
その新たな歌い手にその楽曲を歌う必然が無い場合です。
今回のベリライブでもめちゃホリ、愛あらば〜とザ☆ピ〜ス!
まさか本当にこういった理由で組まれてるとは思いたくありませんが、
この3曲をあえてベリっ子らが歌う必然性は無かった様に思います。
(これらを歌うくらいならば、まだ他に適したBerryz工房の持ち歌はあるはず。)


本人たちがカバー曲を望む望まないかは、おいら達に知る由もありませんが、
ライブで組まれるセットリストに不満を持ってなんかいないと思うんです。
でなければ、あんなに楽しそうにステージ上で歌えませんよ。
今回のBerryz工房ライブでは
ちなゆりが「あぁ いいな!」を、
雅が「トロピカ〜ル 恋して〜る」を、
そして佐紀ちゃんりしゃこ茉麻、桃子、舞波
「春夏秋冬だいすっき!」を楽しそうに歌っていたのが、
おいらにはとても印象的でした。
特に春夏秋冬〜に至ってはよくぞこの曲を入れてくれた!と
セットリストに織り込んでくれたスタッフに感謝したいくらいです。
この曲はまだおいらがただのファンだった頃の楽曲ですが、
名古屋のライブレポでも書きましたが、かなり好きな曲なんです。
ただ、この曲を現場で見たくとも、おいらが現場系ヲタになってから、
一度もライブ、コンサートで歌われる事はありませんでした。それが


あの頃の辻ちゃん加護ちゃん達と同じ世代でもあるベリっ子
おいらの耳に、目にその曲を届けてくれたのが嬉しかったんです。


それだけに「だいすっき♪」と聞こえた瞬間、脊髄反射的に
キタ━(゜∀゜)━( ゜∀)━( ゜)━( )━(゜ )━(∀゜ )━(゜∀゜)━!!!!
となった訳ですww


まぁ、現場ではこの曲を知らない(忘れてる)人が多かったみたいで
雰囲気はなんだか微妙でしたけど^^;
それでもこういう納得できる理由のあるカバーならおいらは大歓迎です。
「この曲はミニモニ。の曲だ!他のメンバーに歌わせるなんて!」
なんていう極端な意見もWEB上で目にしました。
責めるつもりは無いけれど、それだけこの曲に思い入れがあるなら
歌い手が違ったとしても、素直に聴ける事を喜べないのかな?
本当にその曲が好きなら、カバーされる事は光栄なんじゃないかな?


他にも例を挙げれば
カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)
丸い太陽(先輩〜LOVE AGAIN〜C/W)
DON'T STOP 恋愛中(シャイニング 愛しき貴方C/W)の様に
もう今は懐かしい存在の太陽とシスコムーン(T&Cボンバー)の曲ですが、
こういった過去の曲をカップリングとして歌ってくれるのもいいですし、
また、美勇伝コンで披露されたプッチモニの名曲、
「BABY!恋にKNOCK OUT!」も歌い継いで欲しいと思ってただけにアリです。
プッチモニのメンバーであるよっすぃ〜と同期の梨華ちゃん
この曲をどう歌うのかも気になるところ。(パート割り知らないですけど^^;)
このように歌い手(ユニット)を失ってしまい、過去のものとなってしまう楽曲に
おいらは救いの手を差し伸べて欲しかったりもします。


特にハロヲタを長くやってる人は思い入れ、愛情故の苦言もあるでしょう。
けど、カバー曲と言えど、彼女たちがステージに立ってそれをおいら達に披露する為に
一生懸命、歌とダンスのレッスンを頑張っているのは想像に難くありません。
彼女たちが歌う楽曲にもメンバー同様の愛情を持って接してもいいんじゃないかなぁ。
と思うんです。

音楽的な知識は乏しいおいらですが、音楽とは読んで時の如く


”音を楽しむ”


そういう事なんじゃないかなと、おいらは思っています。
願わくば、同じハロプロを愛する者同士が、楽曲の取り合いで
いがみ合ったり、妬んだり、歌い手を貶したりする醜い諍い事が
少しでも減ってくれれば、いいな。